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小豆(あずき) | うずらまめ | えんどう | 大福豆(おおふくまめ) |
金時豆(きんときまめ) | ささげ | そら豆 | 大豆(だいず) |
大納言(だいなごん) | 手亡(てぼう) | 虎豆(とらまめ) | 花豆(はなまめ) |
落花生 |
"しょうず"ともいいます。古来より人々の生活と密接に結びつき、行事や儀式にも用いられてきました。赤飯や餡、汁粉、和菓子などに広く使われます。
原産地は一般的に東アジアと推定されています。日本では、縄文時代の遺跡から小豆の炭化種子が発見されており、奈良時代初期の「古事記」に初めてその名が登場しました。
平均地温10℃以上になれば播種可能で、4月上旬~5月上旬、秋型種は7月上旬まで播くことができます。収穫は9月~10月頃となります。
うずらの卵に似た淡褐色の地に赤紫色の斑紋が特徴的なインゲン豆の一種です。日本では煮豆や甘納豆に、外国では煮豆や甘納豆、煮込みスープなどに用いられます。
さやが固く紅花系の種子の赤えんどうと、さやが柔らかく白花系の種子の青えんどうがあります。青えんどうは煮豆、甘納豆、うぐいす餡、煎り豆、フライビーンズなどに、
赤えんどうは塩茹でやみつまめ、豆大福、落雁に用いられます。
えんどうは人類と最も古い関わりを持つ豆類のひとつで、メソポタミア地域が原産であるという説が有力です。遣唐使によって中国から日本へもたらされたといわれており、
平安時代の「倭名類聚抄」(わみょうるいじょうしょう)には「乃良末女」(のらまめ)と記されています。
青えんどうは一般的にさやえんどうやグリーンピース用の栽培が多いため、開花後40日内外のさやが肥満し種子が充実してなお鮮緑色を保っている時期に収穫します。春播きの収穫は8月、
秋播きの収穫は6月下旬頃となります。
全体が白く、白インゲン、斗六豆(とうろくまめ)、または白花豆や虎豆と同じように高級采豆(さいとう)とも呼ばれるインゲン豆の一種です。食味がよく、白色という特徴を活かして
煮豆、甘納豆、和菓子などの原料および家庭用として使われます。とりわけ甘納豆の需要が多く、全体の4割を占めます。
正月の豆きんとん等にも使われ、この食習慣は関西・中京・九州地方で根強いものがあります。北海道を中心に作られており、播種は5月中旬、収穫は9月上旬~下旬となります。
赤系と白系があるインゲン豆の一種です。代表的な品種は鮮やかな赤紫色が特徴の大正金時で、煮豆や甘納豆に用いられます。
原産地は中南米。インゲン豆は諸外国では最も日常的に食されている豆のひとつで、種類も多様ですが、その中でも代表的なものが金時豆です。北海道で栽培されているインゲン豆のうち、
約6割を占めるのが金時豆で、中でも大正金時は圧倒的生産量を誇っています。昭和初期に北海道の十勝地方の幕別村で発見され、大正村(現在帯広市内)で量産されたことから
その名が付きました。播種は5月中旬、収穫は9月上旬~下旬となります。
大角豆と書いてささげと読みます。小豆に似ていますが、へその周りの黒い輪模様が特徴的。関東では赤飯に用いられる豆です。
煮豆や炒り豆、フライビーンズ、餡などに用いられます。また、中華料理の調味料である豆板醤(とうばんじゃん)の原料にもなる豆です。
そら豆の小粒種は西アジア、カスピ海南部地域を中心に、大粒種は北部アフリカ地域に野生する原生種から栽培されたといわれています。日本には天平8年(736年)に中国を経由して
伝来し、武庫(兵庫県)で試作がなされました。これが現在の「於多福」(おたふく)という品種の始まりとされています。
春播きと秋播きがあり、収穫は4月下旬~5月下旬となります。
タンパク質と資質が多く、「畑の肉」と呼ばれるほど栄養価の高い豆です。そのまま煮豆などの料理に使われるほか、豆腐、みそ、醤油、納豆、湯葉などの原料になります。
大豆は数千年も前から中国で栽培されており、日本には朝鮮を経由して弥生時代初期に伝来したといわれています。みそや醤油の原料として利用され始めたのは奈良時代に入ってからで、
また大豆が国内で広く栽培されるようになったのは鎌倉時代以降になります。
播種は地温15℃以上で、夏大豆は5月中旬~下旬に播くことができます。収穫は7月下旬~8月上旬、近畿地方の秋大豆の収穫は11月上旬~下旬となります。
小豆の中でも特に大粒で、煮ても腹切れ(種皮が破れること)しない特定の品種群のもの。主に甘納豆や小倉餡に用いられます。
インゲン豆の一種で、白インゲンとも呼ばれます。料理に使われるのはわずかで、白色の美しさから主に白餡に用いられます。
インゲン豆の一種で、白花豆や大福豆と同じように高級采豆(さいとう)と呼ばれます。白地に薄茶色の斑紋が虎の模様に似ています。主に煮豆に用いられます。
インゲン属の紅花インゲンです。花も豆も白い白花豆と、花は赤く豆は紫地に黒の紫花豆があり、粒が大きく煮崩れしないので、主に煮豆や甘納豆に用いられます。
中央アメリカのチアパおよびグアテマラの高地、標高2000メートルの地域が原産地。今や世界中の温帯の国々に広く分布しています。17世紀にはヨーロッパに伝わり、日本へは江戸時代末期に
オランダ人によって渡来しました。当時は花が大きくきれいなため、もっぱら観賞用でした。食用としての栽培は明治時代、さらに本格的な栽培は大正時代に入ってからであったとされています。
播種は、西日本では7月上旬~中旬、収穫は11月となります。
黄色の花が開いてから、子房柄(しぼうへい)が伸びて地中に潜りさやが成長する変わり種。脂質が多く、各種の煎り豆菓子やせんべい、豆腐、ピーナッツバターなど多様な用途があります。
原産国は南米アンデス山麓。日本へは江戸時代宝永3年(1706年)に中国から渡来し、「南京豆」と名付けられました。日本での本格的な栽培が始まったのは明治7年、政府がアメリカから種子を導入し奨励したからです。
現在も関東以西、千葉を中心に茨城県、神奈川県などで多く生産されています。
播種は5月中旬~下旬、収穫は10月初旬となります。