下記の期間中、お買い物をしていただいたお客様に“おたふく豆(そらまめ)の種”をお配りいたします。
ご家庭の花壇やプランター、植木鉢でも栽培できるおたふく豆を、この機会にぜひとも育ててみてください。
収穫後の食べ方は、豆ごはんにするのがおすすめです。
《 配布期間 》 2022年 10月 17日(月) ~
種を知る、触る・・・・・種を植え、花を咲かせる・・・・・
そして、新しい種を実らせ食物として収穫する。
その過程において、植物と人の生活との大きな関わりを、多くの方々に
知っていただきたいと思います。
昨今話題の「食育」、失われ行く価値ある食材や食文化を守るスローフードの
運動も盛んになっています。
失われつつある人の味覚と、食べる喜びの味覚教育「食育」の前段階に、
私どもの提案致します『植育』があると考えます。
おたふく豆は、ひとつのさやに2~3粒、大きな豆で一寸豆とも言われます。
大きくて扁平で、しわが少なく艶もあり、まさにお多福さんの顔のようです。
甘くて大粒のおたふく豆は、豆ごはんにぴったり。
● 種まき・・・11月上旬~12月上旬
● 開花 ・・・4月上旬
● 収穫 ・・・5月上旬
■ そらまめの起源と伝播 ■
小粒種は西アジア、カスピ海南部地域に、大粒種はアルジェリアを中心とする北部アフリカ地域に、それぞれ野生する原生種から古代に栽培化されました。
日本へは天平8年(736年)に、中国を経て渡来したインド僧が伝えたものを、僧 行基が武庫(兵庫県)で試作したとされています。
これが現在の品種 於多福(おたふく)の始まりと伝えられており、さやが肥大し蚕のようになる、あるいは春蚕の結繭期に実るという理由から、蚕豆とも呼ばれています。
また、一般的にそらまめと呼ばれるのは、さやが空に向かって伸びることが所以といわれます。
■ 種まき・栽培 ■
種まきは11月上旬~12月上旬で、温和・多湿な気候に適しています。保水、排水がともに良い土で育てるのが望ましく、乾燥に弱いため砂地などに植えるのは避けたほうがよいでしょう。
1株2粒播き、土被せは3センチとしてください。草丈は1メートル程にもなります。
■ 収穫 ■
5月上旬~下旬、さやが肥大し種子が充実して背部が黒くなり始めた頃に収穫します。
乾燥豆にする場合は、6月上旬頃、全体の50~70%のさやが完全に黒変したときを見計らって株を刈り取り、乾燥させてください。